バンコクにある美味しいお店を探していたところ、見つけましたアジア1位のお店。
世界の食の専門家が選ぶ「アジアのベストレストラン50」の2015・2016・2017年と3年連続1位に輝いたという凄いお店なんです。
でも、インド料理・・・バンコクで・・・って思う人いるんじゃないでしょうか。
私も思いましたが、3年連続1位の店ってどんなもの?って思い行ってきました。
そもそも予約が取りにくいお店との情報でしたので、行くことができたのがラッキーだったのかもしれません。
5日前ほどに『MUFGカードのプラチナ・コンシェルジュサービス』に予約の依頼をし、その2日後に予約完了の返事をもらいました。
たまたまキャンセルが出たのかプラチナコンシェルジュサービスの力なのかはわかりませんが、まず予約は取れないものだと思っていたので驚きでした。
ただここで注意が必要です。
予約時にクレジットカード番号を伝えます。3日前からキャンセル料が発生して、キャンセルの場合、一人あたり5,000バーツ+サービス料5%を支払わなければなりません。
もし体調を崩してキャンセルしなければならなくなったら・・・と考えると少しちゅうちょしてしまいますが・・・
場所はBTSチットロム駅から歩いて10分ほどのところ。
体調万全にしてホテルからタクシーで向かったのですが、このタクシーが大変。
渋滞にはまってしまうは運転手は場所がわからないで、結局30分程遅れてしまいました。
タクシーで向かう場合は注意した方がいいですよ。
18時からスタートと21時スタートの2部制となっているため、遅れすぎるとキャンセルになってしまうかもです。
お店の前でスタッフが笑顔でお出迎えしてくれます。
大通りから静かな脇道に入ったところにある白を基調にしたコロニアル様式の一軒家。
このお店を率いるガガン・アナンドさんは「世界一予約が取れないレストラン」と呼ばれたスペインのエル・ブジで経歴を積まれたこともあり、その料理は独創的で前衛的。
科学的料理法と言われる分子ガストロノミーとインド料理を融合させた料理は、人々を驚かせワクワクのエンターテイメント料理となってます。
料理はコース料理(5,000バーツ)の1種類のみ。
この日は全25品をゆっくり2時間半ほどかけていただきます。
テーブルに置かれた本日のメニュー。
可愛らしい絵文字が並んでます。どんな料理が出てくるのか想像しながらワクワク。
ワインなど酒の種類は豊富。料理に合わせて提供してくれる飲み比べのワインテイスティングコースもあります。
さあ始まりです。
料理はほとんどが一口サイズ。
爆発マークのこの料理、スプーンにのった白い卵のようなもの。口の中に入れた瞬間、薄い膜がはじけ中のスパイス香るヨーグルトが口いっぱいに広がります。(ヨーグルトの爆発)
机の上に置かれたポータブルスピーカーから大音量で流れてくるのは、伝説的ロックバンド『Kiss』の「Lick it Up」。
そして出てきた料理がこれ。
「Lick it Up」”なめつくせ”のとおりスプーンなど使わず皿に付いたペーストを舌でベロンとなめあげます。行儀が悪いなんて思ったらダメ。
どの料理もアートのよう。美しく独創的。
見た目からは想像できない味や食感が次から次へと。
普通の寿司なんて思ったらいけません。
抹茶を立てるように仕立ててくれるスープ。こういった演出もこのお店が評価されるわけでもあります。
日本にインスパイアされたというだけあって、各所に”和”を感じます。
植物の葉の上に盛り付けられた不思議な料理。
火が付いた木の板に挟んで出てきたのは、葉に包まれたスズキ。
もちろん演出だけでなく味も最高です。
ここからがデザート。
ちょっとザツさがカワイイミニオンのアイス。
25皿完食です。
食べ終わって出た言葉は「あ〜楽しかった!」。
美味しかったのはもちろんですが最後に出た言葉は「楽しかった」。
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚のすべてが刺激された、今まで体験したことがない料理。
考えもつかないような食材の組み合わせや盛り付け、演出。
最後の最後まで驚きと感動の連続でした。
旅のいい思い出となりました。
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